書籍・雑誌

2012年8月29日 (水)

本の紹介

「精神科は今日も、やりたい放題」ーーー内海聡著ーーー三五館発行

現役医師が書かれたこの本は、いろいろな方に大変役に立つ本だと思います。

まず、悩みを抱えている方、精神科に行って相談しようかと考えている方、精神科へ行った方が良いと家族や友人から言われている方、精神科に現在通院している方、精神病院に入院した事のある方、精神病院で処方された薬を飲んでいる方、薬をのんでも一向に良くならない方、薬を飲んでさらに辛い状態になっている方。。。いえ、日本の全ての方に読んでいただきたいと思える本です。

この本の著者は現役の医師で、多くの患者を実際に診察してその苦しみを観てこられた方です。その上で、ご自身の反省にたって、この本を書かれたそうです。

日本の精神病院の現実、薬害の実際をそのまま教えてくださっています。そして薬害から抜け出すための解決策も。

この本の195ページに「トラウマは重力のようなもの」「無重力の中で人間が生活するとすぐに体はボロボロになってしまう。」とあります。
トラウマは病気ではない、ストレスはある程度あったほうが良い、ということなのでしょう。

そのように考えられると、元気がでてきます。
実際、辛い思いをすると他人の痛みが分かるようになり、優しくもなれるように思います。

この本を多くの方に読んでいただきたいと熱望します。
そして、この世界から私利私欲のために、病気でもない人を病気にして苦しめるような、悪人どもが儲かるような仕組みを一掃できますように。

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