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2012年8月21日 (火)

O・Sさんへのレス(教育勅語について)

O・S様へ

先日コメントをいただきながら、なかなか返信できず申し訳ありませんでした。

コメントにはご自身のURLやメールアドレスもお名前も書いてくださいましたが、わたしのブログには個人を断定できるものは乗せない方針ですので、O・Sさんとさせていただきました。感謝とお詫びを申し上げます。

教育勅語については、いろいろ思うところがあって、すっきりまとめる事が難しいように思います。

それで、私自身の思いを書いてみたいと思います。

わたしの父親はすでに亡くなっておりますが、生きている間に、従軍した経験をあまり話したがりませんでした。
話してくれたのはシンガポールやjジャカルタ方面に行かされた事、食べるものが無くて、カエルやトカゲなどを食べたこと、トマトを植えて楽しみにしていたら、食べごろになった時上官が全部持って行ってしまった事、などでした。

私が小学生のころ、「戦友」というテレビ番組がありました。怪我をしている非戦闘員の中国人(スパイでもない一般人の女性や子供、お年寄り達)を日本軍が助けたのに、中国軍人が殺してしまった、それに対して日本軍人達が怒って中国軍人に向かっていくという内容でした。
わたしは、いっしょに観ていた父にききました。どうして中国軍が中国人を殺すのか、と。すると父はいいました。
「あんなではなかった。」
「どういうふうだったん?」
「・・・・・」
酷いものだったというほか、父は具体的には何も話してくれませんでした。

わたしが中学生になった頃、学校で、戦争の事を聞いてくるように、という宿題が出され、わたしは父に聞きました。けれども父は、何も話してくれませんでした。
わたしにはどうして父が何も話してくれないのか理解できず、母に聞きました。すると、母も、父の従軍時のことは何も聞いていないとのことでした。
「話せないほど大変なことだったんだろう。」

母は、戦後、父と結婚したそうです。その頃の父は、戦地でかかったマラリアが治癒しておらず、非常に寒くなったり熱くなったり、を繰り返して病院も幾つも行ったのに、治らなかったそうです。(その頃、薬が手に入らなかったのでしょう)そしてうなされたりして、大変な思いをしていたようです。

わたしが今思うのは、父は病気でうなされたのではなく、従軍時の、人間らしく生きることを許されなかった辛い体験にうなされていたのではないかという事です。
父は、従軍体験を一言も、誰にも言うことはありませんでした。

父はその後、徐々に回復して、穀物や野菜を作りながら、心も少しずつ癒されて行ったのだろうと思います。また、兄達が全員戦死したために、家の責任が全て父にきて、自分の事を考える暇もなかったことも幸いしたのかも知れません。

日本は第二次世界大戦後、戦争放棄を憲法で表明したため(憲法9条)、今まで戦争をしないですんでいます。
戦後、教育基本法が作られ、教育勅語はなくなりました。

戦前、教育勅語により子供達は育てられ、戦争へと駆り出されて行きました。従軍して、憎くもない他国の人々を殺す、日本人に対して、何も悪い事をしなかった他国の無辜の人々を殺しに行く、そういう事を強いた戦争でした。

戦争さえなかったら、広島や長崎に原水爆は落とされなかったのです。
戦後67年経った今でも、未だに苦しんでいる方々がいらっしゃることを、ご存じでしょうか?

放射能汚染は、それに晒された方だけでなく、子孫にまで影響がある事は、どなたでもご存じだと思います。

戦前には、天皇は「現人神」(あらひとがみ)と呼ばれ、神様が人間の姿でおいでになったと教えられたそうです。(私の母はそのように教育されました)その、現人神の言葉として、教育勅語は日本の子供全員に教えられたのです。その結果、戦争に行けと言われれば、神様の言葉だからと迷うことなく従軍する、という少年たちを育てたのです。

戦争が何をもたらしたか、原水爆によってどんな地獄が生み出されたか、わたし達は知らなければならないと思います。特に、67年前の8月9日、水爆が落とされたこの日、長崎のこの地で、教育勅語を復活させようなどと
街宣する等、わたしには考えられない無神経さです。


OSさんには身近に戦争体験のあるかたがいらっしゃらないか、あるいは直接体験を聞かれる事が無かったのではないかと想像しております。被爆された方の体験談を、是非、聞いていただきたいと思います。広島や長崎の原爆資料館に足を運んでいただきたい、もしそれが難しいならば、せめて書かれた書籍を読んでいただきたいと思います。そして、どうそ、ご自分のこととして、その方々の体験を噛みしめていただきたいのです。

戦争に良いところはひとつもありません。
二度と戦争をしないように、憲法9条は作られました。

過去の戦争をいくつか見てみれば、権力者達の欲得のために起こされたものである事がわかります。
最近の例としては、イラク戦争、アフガン戦争がありますね。
「大量破壊兵器がある恐れがある」という理由でアメリカは戦争をしかけました。
9・11など、でっち上げである事が今は分かっています。いろいろな証拠があがっています。

わたし達はもう、権力者達に決して騙されないようにしたいと思います。
正義ぶった美辞麗句には乗せられないように、しっかりと、目を見開いていたいと思います。


「核武装」については後日書きたいと思います。時間がかかって申し訳ありませんが、しばらくお待ちくださいませ。


参考資料


①  *文部科学省「教育基本法について」http://


② 9・11については

BBSさんのブログ「お天道様は見てくださっている」をご覧ください。

http://ameblo.jp/thesunisalwaysshining/entry-11232364850.html#main

http://ameblo.jp/thesunisalwaysshining/entry-11237482855.html#main

アメリカが起こした戦争の理由は欲得です。石油の権益が欲しいためでした。

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