このブログを続けることにし、「長崎だより」の方では今まで通りですが、こちらのブログでは個人的な事を中心に書こうと決めました。
ところが、先ほど書き始めて、ちょっと辛くなってしまったので、テクノロジー犯罪によって痛めつけられた想い出は、今でも癒されていないのだと思い知ることになりました。
それで、今回は、テクノロジー犯罪にかかわりのないことを書いてみますね。
私は紫陽花が好き、特に薄青紫の紫陽花が好きです。
北海道に行った時、紫陽花が夏の間中咲いていたことに驚きました。
それで、そこで知り合った人に
「紫陽花はどうして夏の間も咲いているの?」
と聞いたのですが、
「何を言ってるの?そんなの当たり前じゃない。ずっと咲いてるよ。」
と言われてしまいました。
彼女は生まれ育ったその町から一歩も出たことがなく、紫陽花とは梅雨の時期から夏の終わりまで咲いているものだと思っていたのです。
それで
「関東地方では梅雨の間だけ咲くよ。」
と、当然のことを言ったのですが、
「嘘!」
と言われてしまいました。
逆に、冬になって、彼女が冷蔵庫にビールを入れているのを見た時、
「外が寒いんだから冷蔵庫に入れなくてもいいんじゃない?」
と言ったら、
「凍らせないために冷蔵庫に入れれるんだよ。」
と言われ、吃驚しました。
北海道の春は遅く、5月に一斉に花が咲きます。
初めての北海道の春、連想したのは、「楽しや5月」の歌でした。
♪
五月の歌 作詞:オーヴァベック 訳詞:青柳 善吾 作曲:モーツァルト
1
楽しや五月 草木はもえ
小川の岸に すみれにおう
やさしき花を 見つつ行けば
心もかろし そぞろあるき
2
うれしや五月 日影ははえ
わか葉の森に 小鳥歌う
そよ風わたる 木かげ行けば
心もすずし そぞろあるき
♪
関東地方では春は2月に感じられます。
黒い土から福寿草が花の頭を出すのです。
そして3月はかわいい梅の花。
4月は桜。
そういう環境で育ったので、私にとって春とはそのように始まり移り変わっていくものでした。
ですので、楽しや5月の歌の意味が本当には理解できていなかったのです。
その歌はヨーロッパの歌なので、北海道の春と似ているんでしょうね。
そういうことからも、北海道は日本的ではないと思ったのです。
また、人情も、内地とはちょっと違うものがありました。
それはいつか機会がありましたら書いてみようと思います。
同じ日本であっても、地域によって大分常識が違うことは、住んでみてわかることですね。
因みに、長崎では、紫陽花は色々な種類があり、花の好きな人々が住んでいる、と
いう印象でした。
そういえば、シーボルトは愛する妻のお滝さんの名前を紫陽花の花につけていますね。
「オタクサ」と言うのだそうです。
~~~~~
長崎では、
紫陽花は、
やはり夏に枯れます。
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